皆さん、こんにちは。
バンコクを訪れると必ず直面する問題が交通渋滞です。
主な原因として圧倒的な車の多さがよく語られますが、では何故車の価格が日本に比べ約2~3倍も高いにもかかわらず車が多いのかご存知でしょうか?
今日はその原因をタイの人々の人間性から探りたいと思います。
まずタイでは基本的に輸入車に対しては200~300%の税金がかけられています。
これは関税が元々高いASEAN諸国の中でもかなり高い水準です。
もちろん自動車のタイプにより税率は異なりますが、具体的に輸入関税(80%~)、物品税(30%~)、地方税(10%~)、付加価値税VAT(7%)の4つが課税されます。
つまりタイで日本車やドイツ車等を購入しようとした際には「車両価格+税127%」がかかることになります。これは日本で300万円の車がタイでは681万円(約230万バーツ)になることを意味します。
しかしながら、タイでは伝統的に車を持つことはその人の身分を証明する社会的なステータスと考えられており、世間一般に自らが財力を持っていることをアピールする狙いもあります。
特に華僑の文化が強いタイではメンツはかなり重要で伝統的に高級ドイツ車、最近では日本のレクサスに乗ることがステータスとなっています。
貧富の差が激しいからこそ、尚且つ世間体を気にする文化であるからこそ、富裕層が一家で4-5台(例えば買い物用・ホテルに行くとき用、レジャー用等)所有しているのは普通なのです。
良い意味でも悪い意味でも‘メンツ’にこだわるタイの人々、タイの交通渋滞はまさしくその現れなのです。
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